引き出しの中のメモ帳

邪眼と書いてよこしままなこと読め(((命令形

「『描く!』マンガ展」に行ってきました!

 昨日、行ってきました。

 私が行ったのは豊橋でやってたやつですね。

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 父親を無理やり引っ張って足にしました。電車代はバカにできない。

 

 で、現地に到着した所で、なんと!

 

 親切なおばさんが無料で入れる招待券を「余ったから」と言って一枚くれました!

 父親分の入場料が浮いた!やったね!!

 無理やり連れて行くんだから父親分の入場料も払えと言われていたので私のお財布的に嬉しい事件でした。

 

 大ファンである平野耕太先生(通称ヒラコー)の原画を見れて大興奮でした。

 しかもほぼ全域にわたって撮影可!!

 というわけでヒラコーの原画コーナーを写真撮りつつ五周位ひたすら回り続けていました。

 因みにこの人が描いているのは『ヘルシング』や『ドリフターズ』です。

 

 生旦那!!生お豊!!!ふわあああああ!!!!!(鼻血)

 

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 ……流石に鼻血は出しませんでしたが、感動しすぎて涙が出そうになりました()

 多分あの時の私は震えながらため息をこぼすだけの不審者になっていたと思います。

 なんか、もう……跪いて拝みたい衝動に包まれていた……。神だ……。

 

 やっぱりプロの生原稿は迫力というか、なんか、違いますね……。

 

 

 他に、個人的にバケモノだと思ったのは『ゴルゴ13』『無用ノ介』などを描かれているさいとう・たかを先生と、『よつばと!』のあずまきよひこ先生、『しゅごキャラ!』『ローゼンメイデン』のPEACH-PITの四名でした。

 PEACH-PITは二人組の先生なので四名です。

 

 さいとう・たかを先生は、漫画を書くために自分の会社を建て、アシスタントを会社の従業員として雇い、この背景を描かせるならこの人、といったように専門化して『ゴルゴ13』などといった長期連載をこなしているんだとか。

 それにより、週刊では考えられないほどの画面の密度を生み出しているようです。

 『無用ノ介』の葦原が……すごかった……。

 そして、『ゴルゴ13』の表紙一覧のようなコーナーが有りましたが、どれもコレもデザインセンス抜群でかっこいい!

 

 『よつばと!』のあずまきよひこ先生の原画は、『よつばと!』のあの頭おかしいんじゃねえのと言いたくなるほどに緻密かつリアルな背景にも関わらず、ほぼホワイトが使われていませんでした。

 バケモノかよ……なんなんだ……。

 あまりに綺麗すぎる原画にいい意味でドン引きしました。

 何だこれ、同じ人間が書いたの?え?ウソでしょ???

 

 お次、PEACH-PITですが、この人達は特にファンでもないので(失礼)アレなんですが、そのマンガを描く方法がなんかもう人外じみていて驚きました。

 作品ごと、キャラごとに、二人で交互にペン入れをしているんだとか。

 このキャラの顔はこの人、髪はこの人、体はこっち、背景はこっち。

 どうしてそんな描き方をするようになったのかは分かりませんがとんでもないことだけは分かりますよね。

 他人の絵に違和感なく自分の絵をあわせることの難しさよ……。

 

 

 結論:すごい人は大抵バケモノ。

 

 

 あ、『アオイホノオ』『吼えろペン』などの島本和彦先生は普通にすごかった。

 うん。バケモノじゃない人も居るよ。普通にすごい人だよ。

 劣ってるわけじゃなくて……こう、他と比べて変態的じゃないってだけだから……。

 

 漫画書くために会社建てたり緻密な背景をこれといったミスもなく書き上げたり作業を交互に流れるように交代しながらこなすような変態じゃないってだけだから(失礼過ぎる)。

 

 手塚治虫先生、石ノ森章太郎先生、藤子不二雄A先生はまあ当然知っていましたが、他は全く聞いたこともないような方々でちょっと「なるほどなあ」以外の感想が出てこなかったのが残念でした。

 古い漫画についてはよくわからないのであんまり言えることがないんですが、まあ、すごいんだろうなあということだけ……。

 

 BL文化の原点たる存在が、『地球へ…』の竹宮恵子さんだったのには驚いた。

 とは言え『地球へ…』は題名しか知らなかったので、やっぱり「なるほどなあ」と思うしかなかった。

 

 

 とりあえず、なんか……全体的にひたすらすごかったとしか言えません。

 

 

 プロの原画パワーに押されて私もマンガを描きたくなりました。

 (※描くとは言っていない)